日曜日、所用のため神田に行ったところ、町内会のお祭りのテントが。そうか、今日は神田祭なんだ。
所用を済ませたあと、ぷらぷらと歩いてみた。
本郷通りを神田橋のほうに向かって、白い法被姿の一団がデモみたいにぞろぞろと歩いてゆく。
自分はそれに逆らうように御茶ノ水方面に向かって歩く。
コンビニの前で、法被姿の数人が座り込んで酒を飲んでいる。
突然、ガードレールに背を預けていた若者が前のめりになって歩道に四つんばいになった。
相当酔っ払っているらしい。危うく蹴躓くところだった。彼の仲間が「すみません」と言うので、しょうがねえなあという微笑を返した。
途中から外堀通りに入った。昌平橋では、ふんどし一丁の人が堂々と横断歩道を渡っていた。
神田明神下あたりから封鎖されていて、見物人と参加者がたくさん集まっていた。
とは言うものの、観光化されたお祭りではないので、人ごみで歩くのも難しいというわけではない。神田明神通りを神田明神のほうへ人の間を縫って歩けるぐらいだ。
こう見てるとやっぱり、50代60代のオッサンの法被姿というのが一番カッコイイね。20代30代はだらしない。40代は気合いが入りすぎ。その上は気負いもなくサラッと着ているという感じ。
写真は、湯島聖堂を背にして、神田明神の参道を撮ったもの。こんなふうに撮れるぐらいだから、さほどの混雑ではない。
封鎖されてる歩道にも屋台の類を見なかったし、本当に地元の人たちが自分たちのためにやっているお祭りという印象で、とても気持ちがよかった。