Henry to stay a Gunner until 2010
アンリの残留(4年契約)が決まったので、これで構想を練ることができる(別の言い方をすれば夢想とか妄想とか)。結果論だが、チャンピオンズ・リーグ決勝直後、まずバルサの選手の自身に対するファウルを非難していた段階で、移籍する気はなくなっていたのだろう。
No 名前 年齢 出場 主力 重複
1 Jens Lehmann 37 * * *
2 Vassiriki Diaby 20
3 Ashley Cole 26 * * *
8 Fredrik Ljungberg 29 * * *
9 Jose Antonio Reyes 23 * * *
11 Robin Van Persie 23 * * *
12 Bisan Lauren 29 *
13 Aleksander Hleb 25 *
14 Thierry Henry 29 * * *
15 Francesc Fabregas 19 * * *
16 Mathieu Flamini 22 *
17 Alexandre Song Billong 19
18 Pascal Cygan 32
19 Gilberto Silva 30 * * *
20 Philippe Senderos 21 * * *
21 Mart Poom 34
22 Gael Clichy 21 *
23 Sol Campbell 32 * * *
24 Manuel Almunia 29
25 Emmanuel Adebayor 22 *
27 Emmanuel Eboue 23 * * *
28 Kolo Toure 25 * * *
29 Sebastian Larsson 21
31 Justin Hoyte 22
32 Theo Walcott 17 *
33 Nicklas Bendtner 18
34 Matthew Connolly 19
36 Johan Djourou 19 *
38 Kerrea Gilbert 19
41 Arturo Lupoli 19
44 Fabrice Muamba 18
45 Anthony Stokes 18
平均 24 14 17 12
等幅フォントで表示するって、どうやるんだ(笑)
挙げたのは、現メンバー。ただし引退するベルカンプ(Bergkamp)と去就定かならぬピレス(Pires)は除外(ピレスは大好きな選手だがそれとこれとは別)。ワールドカップ出場選手登録14人はさすがビッグクラブといえる。「ティーンエイジャー3人というのはウチだけだ」とヴェンゲル(Wenger)さんはご自身の眼力を誇ってますが、主力級選手との重複が12、そんなに喜んでもいられませんぜ。
イングランド、フランス、ドイツ、スペイン、オランダあたりは確実にリーグは突破するだろう。コード・ジボワール、スイスも可能性がある。この予想はポジティブなことではない。クラブチームにとってはネガティブなことだ。それだけ選手の休息時間が減ることを意味するからだ。おまけにアーセナル自身の都合でも、予選から参加となったCLのおかげで、シーズンの幕開けは例年よりも早い。
新シーズンの迎え方として、ふたつの方法がある。ひとつめは、シーズン開始時はコンディションを整えることに重点を置いて徐々に上げていく方法。もうひとつは、シーズン開始からスタートダッシュする方法だ。どちらもデメリットがある。最初の方法だと、序盤に他の優勝候補のチームにつけられた差を挽回できない可能性があること。2番目の方法だと、シーズン後半に息切れする可能性が高いこと。
アーセナルの新シーズンのファクターはもうひとつ、新スタジアムだ。理想を言えば、柿落としからホームで連戦連勝したい。「難攻不落」のイメージを相手に植えつけたいし、サポーターも足が向くし、スポンサーにも顔向けができる。
自分がヴェンゲルなら、スタートダッシュを試みる。05−06シーズンで主力級の働きをしたメンバーのなかにW杯に出場しない選手たちがいるのは、彼らにとっては残念だがクラブにとっては幸いだ。アンリ以外に前線で起点になれるプレイヤーがいなかったがアデちんの加入でかなり変わった。フレブも右サイドからの攻撃というバリエーションを増やし、かつ積極的に切り込んでいくシーンがけっこう目についた。ラウレンは万全でシーズンを迎えられるだろうし、フラミニのユーティリティの発見は心強い。エブエ、センデロスあたりのDFが長々とドイツに滞在している可能性が多くないのも幸いだ。彼らを中心に、ディアビ、クリシーあたりも使いながら、W杯に出場した選手たちのコンディションの回復を待つことができるだろう。シーズン中盤から後半にかけて序盤に使った選手たちが疲労し始めたら、W杯に出場した選手たちを主力に据えることもできるだろう。
今シーズンを振り返ると、7分11敗。ホーム2敗は悪くはないが、アウェイ9敗はいただけない。また、1点差勝ちが5に対し、引き分けが7、1点差負けが6。競り合いに弱いということだ。来シーズンは、アウェイでの成績を上げることと、競り合ってるときに決定的な1点が取れないまたは1点取られるというケースを減らすことが課題だろう。
新シーズンの開幕は、05−06シーズン開幕よりは期待が持てる。