サッカーの反省をするときに、国民性に話が及ぶと嫌がる人がいる。
気持ちはわかる。サッカーそのものの話ではないし、熱くなりやすいネタだし、正解もないし、漠然とした話になるし、なによりコトが大きすぎる。
しかし、サッカー日本代表という抽出物が、その原材料である日本人の国民性と無関係であるはずがない。いいビールを作るために土から作ると言っているのはどこの会社だったか。
しかし、会社所有や影響下にある土の改良はできても、余所から流れてくる汚い水や空気を自力でなんとかするのは難しい。国民性の話をしたがらない人は、力の及ばないところの話はしても無駄だと思っているのだろう。
けれど、どれだけ土壌を改良しても、汚染された水や空気で育てていてはいい作物ができるはずは無い。水や空気をきれいにしましょうよ、と言い続ける必要がある。
一方、別の方法もある。
トウモロコシを植えてみる、という手だ。
ビールは旨い。自分のところでも作ってみたい。でも難しい。
ならバーボンでもいいじゃん。サツマイモや蕎麦で焼酎作ったっていいんだしサボテンでテキーラ作ったっていいじゃん。肝心なのは酔えるかどうか、なんだから。日本という土地から採れる作物から作るしかないのだから、日本でしか作れない酒をつくればいい。
それは何?
規律、秩序、生真面目、遠慮、服従、緻密。
活かせばいいじゃん。活かさない手はないよ。
「俺はやろうと思えばなんでもできるんだぜ」と思い上がる頭の悪いガキみたいな時代は終わりにしよう。やりたいこととできることは違う、ということを自覚するいい機会だ。身体に合うかどうかはやっぱり試着してみないとわからないものだ。
グダグダ文句言うヤツも少なくなかったが、トルシエは合っていた。オシムという選択も、そういう認識を踏まえて…………だといいんだけどねえ。
オシムが元気に2010年まで務められれば、予選突破はできる。望むのではなく、予測する。
俺の予測、けっこういいトコ行ってるでしょ?
中村フリーキック当たったでしょ?クロアチアに取られると予想した1点がオーストラリアに取られただけで得失点ピタリっしょ? 1分2敗ったって、ほぼ3敗ぢゃん?