今年は仕事でほんど観られず。ラルプ・デュエズ(La'Alpe D'huez)観たかった…。
ランス・アームストロング(Lance Armstrong)亡き後の一発目なので、ドーピング問題などナシで開催されて欲しかったものだが…残念。アームストロングの次に強いのは誰かというのが知りたかったのだが(本当はアームストロングが引退する前に誰かがブチ倒して欲しかったんだけどね)、有名選手が軒並みドーピング疑惑でいなくなってしまって、正直、華と話題の少ないものになってしまった。フランス人選手がもっとがんばってくれればよかったのかもしれないが、結局またアメ公かよみたいな。
しかしアームストロングは本当にドーピングしていなかったのだろうか。
ドーピング制度の詳細とアームストロングの健康状態がよく分からないのだが、もし彼が今も抗がん剤を服用していて、それがドーピングに引っかかる成分が含まれていてもその理由によって免責されるみたいな条項がルールにあるのだろうか。これに関しては誰もそのあたりに言及しないのでよく分からないのだが、知識のある人は「がんを克服した人を悪し様に言う嫌な人」になりたくないのだろうか。
また、今回問題になった「自身の血液によるドーピング」だったら、血液検査では発覚しないわけで(今回も容疑者の医師との関わりをビデオに撮られたりやドーピング用の血液パックそのものが見つかったから発覚したわけで、血液検査で発覚したわけではない)、それをやっていなかったという証拠はない。ウルリッヒ(Ullrich)のチームメイトやチームドクターも「あとから言われれば怪しい行動(特定の人物と部屋の篭る時間)があったんだよね」と証言しているのだが、アームストロングの場合はそういう時間を作っても誰にも怪しまれない立場にいるのだ。
まあ自分の気分は、アームストロングがキライでケチをつけたくて仕方がないフランス人に近いわけだ(笑)
アームストロングの嫌いなところについてはまた別のエントリを立てることにしよう。
写真は昨年のシャンゼリゼ(Champs-Elysees)で撮ったもの。ルーブル美術館(Muse du Louvre)前の、地下から上がってきてすぐの左コーナー。ラスムッセン(Rasmussen)が撮れた。